クロスカット試験は、単層または多層コーティングにおけるコーティングの密着性を評価するための簡便かつ実用的な方法です。Dinsenでは、品質検査スタッフがこの試験方法を用いて鋳鉄管へのエポキシコーティングの密着性を試験しており、ISO-2409規格の精度と信頼性に準拠しています。
テスト手順
- 1. 格子模様: 専用のツールを使用して、基板まで切断し、テストサンプルに格子模様を作成します。
- 2. テープの貼り付け: 格子模様に沿って斜めに5回ブラシをかけ、切り口にテープを押さえて5分ほど置いてから剥がします。
- 3. 結果を調べる: 照明付き拡大鏡を使用して、切断部分を詳しく検査し、コーティングの剥離の兆候がないか確認します。
クロスカットテストの結果
- 1. 内部コーティングの接着DinsenのEN 877鋳鉄管は、内部コーティングの密着性がEN ISO 2409規格のレベル1を満たしています。この規格では、切断面におけるコーティングの剥離が、総切断面積の5%を超えないことが求められています。
- 2. 外部コーティングの接着:外部コーティングの接着力はEN ISO-2409規格のレベル2に準拠しており、切断面および交差部における剥離が許容されます。この場合、影響を受けるクロスカット面積は5%から15%の範囲となります。
お問い合わせと工場見学
詳しいご相談、サンプルのご要望、工場見学などにつきましては、Dinsen Impex Corpまでお気軽にお問い合わせください。当社の鋳鉄管および継手は、EN 877規格の厳格な要件を満たしており、ヨーロッパをはじめ世界各地で広く使用されています。
投稿日時: 2024年4月25日