ジョン・ボルトン元国家安全保障問題担当大統領補佐官は、イラン軍が自身の暗殺に提示した金額の安さに感銘を受けていないと述べ、30万ドルという金額には「恥ずかしい」と冗談を言った。
ボルトン氏は水曜日、CNNの「シチュエーション・ルーム」のインタビューで、失敗した殺人計画について質問された。
「うーん、値段が安いので戸惑っています。もっと背が高いと思っていたのですが、もしかしたら通貨の問題か何かかもしれませんね」とボルトン氏は冗談を言った。
ボルトン氏は「脅威が何であるかは大体理解している」と付け加えたが、イランの悪名高い革命防衛隊(IRGC)のメンバーであるシャフラム・プールサフィ容疑者(45歳)に対する事件については何も知らないと述べた。
米司法省は水曜日、2020年1月に米国が革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官を暗殺したことへの報復として、ドナルド・トランプ前大統領の国家安全保障顧問を暴行したとして、プルサフィ容疑者(45)を起訴したと発表した。
プルサフィ容疑者は、国際的な殺人陰謀への物質的支援の提供および提供未遂、ならびに州間商業施設を利用して殺人を依頼した罪で起訴されている。容疑は依然として無罪である。
ボルトン氏は2019年9月にトランプ政権を辞任したが、「これがテヘランの政権交代への第一歩となることを期待する」とツイートし、ソレイマニ氏の暗殺を称賛した。
米司法省によると、2021年10月以降、プルサフィ容疑者はボルトンで30万ドルと引き換えに米国内で人物を雇おうとしていた。
プルサフィが雇った人々は、機密人事部(CHS)としても知られるFBIの情報提供者だったことが判明した。
陰謀の一環として、プルサフィ容疑者はCHSに対し「車で」殺人をするよう示唆し、トランプ前大統領補佐官の事務所の住所を伝え、一人で歩く癖があると語ったとされる。
プルサフィ容疑者はまた、暗殺を企む者たちに対し、100万ドルを支払う「副業」があると語っていたとも伝えられている。
匿名の情報筋がCNNに語ったところによると、この「副業」は、ソレイマニ氏を殺害し、イランに米国への報復を求めるよう促した空爆の際に働いていた、トランプ政権下で働いていたマイク・ポンペオ元国務長官を標的にしていたという。
ポンペオ氏は、イランからの殺害脅迫を受け、退任以来人身保護令状請求の対象になっているとされている。
イラン外務省報道官ナセル・カナニ氏は水曜日、米司法省の新たな暴露を「ばかげた主張」として否定し、イラン国民に対するいかなる行動も「国際法の対象となる」とイラン政府を代表して漠然とした警告を発した。
連邦法の両方の罪で有罪となった場合、プルサフィは最高25年の懲役と50万ドルの罰金を科せられることになる。
投稿日時: 2022年8月12日